プラセンタ アレルギー

プラセンタとアレルギーの関係って?

「プラセンタ アレルギー」とキーワードを打ち込んで検索する人のなかには2通りの意図があります。1つはプラセンタ注射などを打ったあとにかゆみや発疹、赤みといったアレルギー症状が出た方、 もう1つはプラセンタでアレルギーの治療を考えている方です。

プラセンタは、アレルギーの原因にもなるし、アレルギーの有効な治療方法でもあるんです。矛盾しているようですが、これは本当のことなんです。

「プラセンタアレルギー」といわれるプラセンタ注射の後、あるいは内服薬やサプリを飲んだ後にかゆみや発疹、赤みがあらわれることがあります。極端に免疫力が落ちている方や過敏体質にもよるんですが これは一過性の拒絶反応として知られています。(副作用ではありません。)服用量を減らすなどして対応すると症状が落ち着く場合もあります。

ただ、ごく稀にかなりひどくかゆみや発疹、赤みが出る場合があります。これは「異常蛋白アレルギー」というものなので、この場合はプラセンタを中止しないといけません。

プラセンタ注射の場合は、ヒト由来の胎盤を原料にしていることもあり、感染症予防の観点からも徹底した安全管理と品質管理が行われています。そのため使用開始から50年以上たった今でも重篤な副作用等は起きていないといわれていますが、 水に対してもアレルギー反応を示す人がいる以上、プラセンタとて100%アレルギーが起きないというわけではありません。

プラセンタ療法の安全性とアレルギーの発症率

プラセンタは非常に安全性が高い成分です。ただし、気をつけないといけないのはそれは医療機関におけるプラセンタ注射の場合です。注射剤として使用されるラエンネックという医薬品の取扱い説明書によると

● 注射部位の疼痛 2.56%
● 過敏症(発疹・発熱・掻痒感など)0.37%
● 注射部位の硬結 0.37%
● 女性型乳房 0.37%

というのが副作用の発生率になっています。いわゆるアレルギーが起こる可能性はたったの0.37%ですから、プラセンタ注射をしてアレルギー反応がでるというのは非常に珍しいケースといえるわけですが、 化粧品やサプリとなるとこうしたデータはありませんし、何やらよくわからない不純物や添加物が入っている可能性があるのでアレルギーをはじめとする副作用のリスクは上がると思います。

また、プラセンタ療法をはじめると肌や体の調子が一時的に悪くなることもあります。ほとんど多くの場合、これは好転反応というもので辛い症状を乗り切ると一気に体の調子がよくなるものなので プラセンタを投与、あるいは摂取するときはそうしたことがありうると頭にいれておいたほうがいいです。

自分にあらわれた症状が好転反応や一過性の拒絶反応で、しばらくすると落ち着くものかどうかの見極めはなかなか難しいですから自己判断せずに医師と相談しながらプラセンタ療法は治療を続けていく必要があります。

プラセンタのもつ抗アレルギー作用とは?

プラセンタはアレルギーの原因になり得ますが、それはごく稀なケースであることはお伝えしたとおりです。

むしろ、医療機関においてはプラセンタの抗アレルギー作用が注目されており、特にアトピー性皮膚炎や気管支喘息などのステロイドを治療に使うような病気に対して効果を発揮することが確認されています。

なぜ、プラセンタがアレルギーに効くか?ということですが、さまざまな免疫抑制物質(具体的には、妊娠初期因子、ビタミンD、オメガ3系多価不飽和脂肪酸、 ガングリオシド、コンドロイチン硫酸、グルコサミンなど)がプラセンタに含まれていることや基礎代謝向上作用、内分泌調整作用、抗炎症作用などが複合的に働くことで、アレルギー反応や炎症反応を起こす物質の分泌を抑えたり、調節してくれるからと考えられています。

さらに、アトピー性皮膚炎に対してはプラセンタで一番有名な美肌・美白効果によって炎症して色素が沈着してしまった肌がきれいになったり、ザラザラだった肌表面がうるおってつるつるになといった効果も期待できます。

ステロイド剤を使って副腎皮質ホルモンを与え続ける方法では、本来は自分の体で作られるホルモンを体が怠けて作られなくなってしまう副作用や使用期間が長いほどリバウンドも激しいという問題があります。

この点もプラセンタであれば自分の体で副腎皮質ホルモンを作れるようになるので、副作用やリバウンドの心配がありません。アレルギーに対してなぜプラセンタが注目されているかは以上のような理由があるからなんですね。

なお、アトピー性皮膚炎や気管支喘息の症状の緩和や改善を目的としてプラセンタを用いる場合、重症の人は週1〜2回のプラセンタ注射(保険適応外)を半年間続けるというのが治療の目安になります。軽症であればプラセンタのサプリやドリンクでも効果が出るといわれています。